こんにちは!!
皆様いかがお過ごしでしょうか?
どんどん冬に近づいていますね
メイプルのスタッフもマフラーをつけだしました
さてさて今日は肥満のお話
ぽっちゃりしている動物ってどうしてあんなにかわいいのでしょうか・・・
ですが太りすぎは体によくありません!!
肥満によって引き起こされる病気
肥満はいろいろな病気の要因になります。
関節や靱帯の疾患・・・体重が重いと膝や靭帯にかかる負担も大きくなります。
糖尿病・・・肥満も原因の一つだと言われています。
抵抗力の低下・・・ウイルス性の病気にかかりやすくなります。
心臓病・・・肥満は心臓病を発症させたり、悪化させる原因になります。
皮膚病
などなど・・
結構たくさんありますよね
肥満の基準
長毛、短毛、犬種・猫種、体格など見た目は様々です
なので、見た目や体重だけで判断するのは難しいのです。
例えば
「うちの子、ネットで調べたシェルティさんの体重よりも重い!」
→ 同じ犬種でも全く体の大きさが違いますので、特に気にする必要はありません
小型犬の子でも中型犬ほどの大きさになる子もいれば、
大型犬でも中型犬ぐらいの大きの子もいます。
また、骨格がしっかりして丸っとした子もいれば、細身の子もいますので、
体重だけをみて肥満かどうかの判断はできません
「うちの子顔周りにお肉が・・・太ってるの?」
→この子はブリティッシュ・ショートヘアという
猫種で元々ずんぐりとしていて、筋肉質なのが特徴です。
なので太っているわけではないのです
肥満とは「体脂肪率が増加した状態」のことで、
理想体重より15%以上重い状態が「肥満」と位置付けられます
・・・・・ん?理想体重って?15%?
よくわからない
①動物病院へ行き獣医師の先生に評価してもらう
この方法が一番確実だと思います。
ワクチン接種の際などに気軽に聞いてみましょう
もし肥満だど言われた場合は、ダイエットの相談も一緒にするといいですね
②お家で調べてみる
1.見てみる
まずは、真上から見てみる
チェックポイント
くびれを見ましょう くびれがはっきりしているかがポイントです
次は真横から
チェックポイント
胸、お腹、脚の付け根のラインをチェック
どのようなラインを描いているかがポイント
・なだらかな上向きのライン→理想的
・平行→やや肥満
・お腹にかけて垂れ下がっている→肥満
2.触ってみる
チェックポイント 背骨、あばらを軽~く触る
・余分な脂肪におおわれることなく、容易にさわれる→理想的
・わずかに余分な脂肪におおわれているがさわれる→やや肥満
・かなりの脂肪におおわれていて肋骨・背骨が触れない、
首・四肢にも脂肪がついている→肥満
BCS(ボディコンディションスコア)といってわんちゃん・ねこちゃんの体型の評価を
行う際の表です。愛犬、愛猫がどの段階に当てはまるか評価してみましょう
注意
病気によって急に体型が変化する場合もあります。
例えば急にお腹が膨れてきたりした場合は病気の可能性もありますので、
動物病院に相談しましょう
肥満の原因
肥満の原因として挙げられるのが
運動不足・・・もともと散歩や運動が嫌いな子が、一度肥満になってしまうと、
さらに散歩や運動を嫌がるようになりダイエットが困難になってしまいます
食事のあげすぎ・・・フードの量は体型を見ながら調節していくことが大切です
また、おやつのあげすぎと人の食べ物を与えることも注意です
避妊、去勢手術・・・特に女の子は避妊手術によってホルモンバランスが変化し
避妊・去勢手術前と同じ食事を与えてしまうと
肥満になってしまう場合があります。
年齢・・・高齢になってくると代謝が落ちエネルギーが余ってしまい肥満につながります。
遺伝・・・遺伝的に太りやすい犬種・猫種があります。
犬→ダックスフント、柴犬、パグ、コーギー、ゴールデンレトリーバー、
ラブラドール、フレンチブル etc
猫→アメリカンショートヘア、スコティッシュフォールド、茶トラのネコさん etc
ダイエットしよう!
はじめにダイエットで必ず守っていただきたいことが2つあります
①急に食事を減らさない
②急激な運動をさせない
人のダイエットでもいきなり食事量を減らせば体重は減ります、
しかしこのダイエット方法は体に負担がかかり、ストレスをため
問題行動につながったり、すぐにリバウンドしてしまいます。
また肥満の子に急激な運動をさせてしまうと膝や心肺機能に
負担がかかり体に悪影響です。
ダイエットは時間をかけてゆっくりと行いましょう。
食事の見直し
給餌量を量る
一日どれぐらいの量を食べているか把握するのはダイエットの第一歩です。
いつも適当にお皿に入れていたごはん・・・実際に量を量ってみると
こんなに与えていたんだ・・・なんてことも
おやつの量回数を減らす
おねだりされてしまうとついついあげてしまいがちですが心を鬼にして
あげる回数・量を減らしていきましょう
また、人の食べ物を与えることも肥満の要因になります。
フードの種類を変更する
・ダイエット用の療法食もあるので動物病院に相談してみましょう
・ライフステージ(年齢)に合ったフードを選びましょう
年齢によって必要なエネルギー量は変化していきます。
「子犬・子猫用」と表示のあるフードはどんどん成長していく
子供さん用のご飯、カロリーが高く設定されています。
子供用のフード大人の子に与えてしまうとカロリーをとりすぎてしまい
肥満へとつながるのです。
・避妊、去勢手術をした後はフードを変更しましょう。
特に女の子は避妊手術することによってホルモンバランスが変化し
肥満になりやすくなります。手術前と同じ食事をしていると一気に肥満に、
なんてことも
『避妊・去勢用のフード』へ切り替えましょう。
一気食いをさせない、回数を分けて食事を与える
一気食いしてしまう子は1日分のごはんを小分けにして与えます。
また、常にご飯を置いているというお家はご飯の時間を決めて与えることも重要です
適度な運動
犬 ・わんちゃんのペースに合わせたお散歩
・ドックランなどいつもと違う環境で運動させる
猫 ・ねこちゃんには上下運動が必要です。
キャットタワーなどお家に上り下りできる環境を作ってあげましょう。
ですがもともと運動が嫌いな子もいますし、高齢になるにつれ運動量は減少していきます。
また、肥満の子に運動をさせるのは体に負担がかかってします。
なので運動によるダイエットには限界がある事を覚えておいてくだい
こまめな体重測定
体重が徐々にでも変化しているのを知ることでダイエットの効果が出ていると
実感することができます。
また、こまめに体重測定をすることで痩せすぎの防止にもつながります
ダイエットを行う際はなるべく獣医師の指導のもとで行うことがおすすめです
長い目でゆっくりと、焦らずに飼い主さんも動物も無理なく楽しんで
ダイエットできるといいですね